主人公は軽度の知的障害のある男性、真人(今井雅之)。
中学で「特殊」学級に入った真人は、ばかにされたりいじめられたりしながらも、同じ障害のある女性、咲楽(高橋明日香)と出会い、ぎこちない愛情表現を交わしながら、やがて結婚する。
真人は咲楽を守るため、罪を犯してしまう。咲楽との約束だった新婚旅行を思い起こすように、真人は京都府 天橋立から伊勢神宮へ1人で車を運転して出かける。
そこにヒッチハイクで、おしゃべりな女性、麗子(さとう珠緒)が乗り込んできた。
彼女は車の中で真人に、「神とは?歴史とは?人間とは?」と問いかける。
そして、咲楽が残した「エッチと銭の間にあるものってな〜んだ」というなぞなぞへの答えが、浮き彫りになっていく。
やがて、伊勢神宮についた麗子が、車の中に置き忘れていった箱には思いもかけないものが入っていた。
尊 真人
今井 雅之
武内 麗子
さとう 珠緒
咲楽
高橋 明日香
緒方 弁慶
重松 隆志
尊 義男
土井 よしお
砂川 哲 / 武内 剛志
松本 勝
平岡 修二
江藤 聖矢
戦後69年ですが、世界各国で紛争、戦争がなかった時代は、ほとんどないです。
かならずどこかで争い事が起きています。
でも、こうやって話し合えば、『人を殺すのはよくないですね』と言えば、みんなよくないと言います。
だけど、神が違ったり、色が違ったり、住んでる土地が違うだけで、戦争が起きる。
何で争い事が起きるのだろう、と自分の中でずっと思っていました。
争い事を戦争であらわすのではなく、なぜ人間というのは、そうやって争いごとを起こすのだろう、というのを何とか上手い方法で描けないものだろうか、と思って、考えたのが、この『手をつないでかえろうよ』です。
好きな人、あるいは家族とで見ていただけたら、最後には手をつないで、夕食を食べにいこうかと思えるようなあったかい舞台になっていると思います。
どうやって人は死んでいくのかではなく、いかに生きていくか。
日々、一瞬一瞬を生きていくかというテーマになっています。
お陰様でチケットは完売致しました。
誠にありがとうございます。
エルカンパニー 東京都台東区浅草橋3-20-11-6F TEL:03-5687-1174